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瞑想Ps112/B

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瞑想Ps112/B

  • 詩111篇と詩112篇には共通した点があります。ひとつはいずれもアルファベット詩篇であることです。詩111篇と同様、詩112篇もその頭出しのことばにヘブル語22文字がひとつも欠くことなく並べられています。
  • もうひとつ共通する点は、「その(彼の)義は永遠に堅く立つ」ということばです(111:3b、112:3bの二箇所)。しかしその「彼」という彼の意味する対象が異なります。前者の「その義」は、主ご自身の義であり、後者の「彼の義」は神を恐れる人の義です。いずれにしても、両者の義は「堅く立つ」ということに強調点があります。
  • 前者を御父、後者を人となられた御子と考えれば、御父の義は御子の義であり、御子の義は私たちの義とも対応すると見ることができます。このように考えるなら、詩111篇と詩112篇は、二つで一つの「相補的詩篇」ということができるかもしれません。
  • 「義」とは、正しい行いではなく、正しいかかわりを意味する関係概念の語彙です。神との正しいかかわりとは、神を信頼することにつきます。その点においては、御子イエス・キリストが私たちの模範です。私たちの義は、御父に堅く信頼していた御子を信頼することです。神を恐れる者とは、主のために何かをする者ではなく、主にとどまり、主と親しいかかわりをもっている者のことです。その「彼の義は永遠に堅く立つ」のです。

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