詩3篇/B
瞑想Ps3/B
◆詩3篇の瞑想のキーワードを5節の「私は身を横たえて、眠る。」としたいと思います。これは驚くべき告白です。ダビデが愛する息子アブシャロムによってクーデターを起こされたにもかかわらず、身を横たえて眠ることができたのは、ダビデのこれまでの主を信頼する訓練の結実ように思えます。はじめからはこうはできません。イエス様が嵐の中でも眠っていたことを思い起こします。
◆多くの人はこの「安眠」を得るために、いわば精を出して一生懸命に働いていると言えます。しかし、私たちの主は、私たちが主を信頼して安眠しているときにすばらしいことをなさっていてくださるようです。神がアダムの助け手であるエバを創造されるとき、アダムは眠っていました。ダビデの場合にも、彼が眠っているときに、アブシャロムが失脚するように神は働いておられました。詩篇127篇にも「主はその愛する者には、眠っている間に、このように備えて下さる」(2節)とあります。
◆信仰の高嶺は「安眠」だと信じます。私たちが頑張らなくても、主が寝ている間に最善を備えて下さっています。なぜなら、主は「まどろむこともなく、眠ることもない」方だからです。そんな信仰の歩みをしたいと、常々、思わせられます。