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恩寵用語Ps37(1)

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詩37篇(1)「(願いを)かなえる」 נָתַן ナータン

〔カテゴリー賦与〕

4b節「主はあなたの心の願いをかなえてくださる。」
4b節  And he will give you the desires of your heart. (NIV)

Keyword; 「かなえる」 give  

  • 「かなえる」と訳された原語は「ナータン」(נָתַן)です。ナータンは旧約できわめて頻度の高い動詞で2,012回も用いられています。ざまざまな意味がありますが、その1/4を占めているのが「与える」(give)という意味です。その意味にのみ限定してみるなら、詩篇において、主が与えてくださるものは、①「良いもの」(85:12/104:28)、②「食物(マナ、天の物)」(78:24/104:27/111:5/136:25/136:25/145:15/148:7)、③相続地(ゆずりの地、受け継ぐ地)」(61:5/1-5:11, 44/111:6)、④「力(力と勢い)」(21:11/68:35)、⑤「救い(救いの盾)」(18:35/144:10)、⑥「長い日々(長寿)」(21:4)、⑦「願うところ、心の願い」(20:4/37:4)だとしています。箴言では神の恩寵として「知恵」が与えられることが記されています。
  • 与えられるものはこのほかにも数多くありますが、それは神が「与えること」を何よりも喜びとしておられるからです。イエスは神が父であることを私たちに教えてくれました。信仰の父と呼ばれたアブラハムが召された目的は、まさに神が父であることをあかしするためでした。神が父であることを告白することは、「神がすべてのものの源であり、神がすべてのはじまりであることを意味します。あるいは、神なしには何も始められず、なにも実現できないことを認めること」を意味します。
  • 詩37篇では2節ずつの組み合わせで、その頭の文字がアルファベット順に並んでいますが、3,4節だけをみても、原文では5つの命令形が並んでいます。その命令形の後に、「そうすれば」(וְ)という接続詞がついて、「主はあなたの心の願いをかなえてくださる」という約束が続いています。ちにみに、その5つの命令とは以下のものです。
  • ①「(主を)信頼せよ」trust, (בָּטָח)
    ②「(善を)行え」do, (עָשָׂה)
    ③「(地に)住め」dwell, (שָׁכַן)
    ④「(誠実を)養え」enjoy, (רָעָה)
    ⑤「(主をおのれの)喜びとせよ」です。
    5節の「ゆだねよ」commit, (גָלַל)も加えることも可能です。
  • さて、「あなたの心の願い」とはどんな願いのことでしょうか。旧・新約双方に良い模範があります。旧約の例は、王となったソロモンに対して、主は「あなたになにを与えようか」と仰せられたときに、ソロモンは、「王として神の民をさばくために、知恵の心と判断する心を与えてください」と答えました(Ⅰ列王3:5~12)。この願い事は主の御心にかないました。それゆえ、彼が求めなかっった富と誉れをも与えました。新約での例は、主が盲人バルテマイに「わたしに何をしてほしいのか。」と言ったときに、彼は「目が見えるようになることです。」(マルコ10:51)と答えました。するとそのとおりになりました。彼の求めが御心にかなったからです。「与える」ことはまさに父である神の本質なのです。
  • 5節の「成し遂げてくださる」の「アーサー」(עָשָׂה)は、「ナータン」(נָתַן)と同義です。

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