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詩89篇 「堅く立てる」 כּוּן クーン

〔カテゴリー救い〕

2節「御恵みはとこしえに建てられ(בָּנָה)、あなたは、その真実を天に堅く立てられる(כּוּן)。」

Keyword;「堅く立てる、確立する」 establish, 24:2/37:23/40:2/48:8/51:10/68:9, 10/87:5/89:2, 4, 21,37/93:1, 2/99:4:/107:36/119:73, 90,133/147:8

  • 「堅く立てられる」と訳された「クーン」(כּוּן)は、旧約で216回、詩篇では54回使われています。神の主権によって確立すること、必ず実現に至らせることを、そのすべてのための必要が備えられていることを意味します。
  • 詩89篇では「クーン」כּוּן(kun)が上記の2節の他に、あと3回登場します。

①4節には神がダビデに対して誓われたことばの中にあります。「わたしは、おまえのすえを、とこしえに堅く立て(כּוּן)、おまえの王座を代々限りなく建てる(בָּנָה)。」

②21節では「わたしの手は彼(ダビデ)とともに堅く建てられ(כּוּן)、わたしの腕も彼を強くしよう。」

③37節では「それは(ダビデとの契約)は月のようにとこしえに堅く立てられる(כּוּן)。・・」とあります。天の堅く立てられた神の真実が、具体的にはダビデを通して現わされるという約束です。

  • ちなみに、同じく「建てる」と訳された「バーナー」(בָּנָה)が2節と4節に、しかも、「クーン」(כּוּן)と共に使われています。「バーナー」(בָּנָה)は、旧約では376回、詩篇では12回のみです。主に、城壁、ユダの町々、聖所、シオン、エルサレム、家などを建てる、再建するという意味で使われています。この動詞が聖書で最初に登場するのは、創世記2章22節で、「主は、人から取ったあばら骨を、ひとりの女に造り上げた(בָּנָה)。」と記しています。
  • 「クーン」(כּוּן)の方は、都、シオン、世界、御座にも使われますが、それ以上に人とかかわることに用いられています。たとえば、「主は、私を滅びの穴から、泥沼から引き上げてくださった。そして、私を巌の上に置き、私の歩みを確かにされた。」(40:2)、「あなたのみことばによって、私の歩みを確かにし」(119:133)などです。
  • 旧約の「クーン」(כּוּן)に対応する新約のギリシア語は「ステーリゾウ」(στηριζω)で、主にある者を堅く立たせる、心を強くして励ます意味で使われています。
  • まず主イエスご自身がヘルモン山での変貌の後、決然と、断固とした決意をもってエルサレムに向かっていきます。その時の「御顔をまっすぐに向けられた(στηριζω)」(ルカ9:51)というところに使われています。
  • またふるいにかけられるペテロに対して、主は「わたしはあなたの信仰がなくならないように。あなたのために祈りました。だから立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい(στηριζω)。」(ルカ22:32)というように使われています。
  • 神は私たちを福音によって「堅く立たせてくださる」方です。ペテロやパウロらの弟子たちを建て上げるすべての働きの源泉は、彼らが主によって「堅く立たせられた」ことによります。私もそうした「堅く立たせるミニストリー」に携わっていきたいと思います。

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