****** 教会は、ヘブル的ルーツとつぎ合わされることで回復し、完成します。******

瞑想(2)「隠れ場」

סサーメフ瞑想(2) 「隠れ場」

テキスト | 瞑想(1) |

119:114「あなたは私の隠れ場、・・・わたしはあなたのみことぱを待ち望みます。」

  • 「あなたの私の隠れ場」という信仰告白、その意味するところはなにかを思い巡らします。「隠れ場」と訳されたことばは、セーテルסֵתֶר(seter)です。旧約では35回、詩篇では10回登場しますが、信仰告白して用いられているのは5回です。以下はその聖書箇所とその内容です。
  • 91:1
    「いと高き方の隠れ場に住む者は、全能者の陰に宿る。」
  • 61:5
    「私はあなたの幕屋にいつまでも住み、御翼の陰に身を避ける。」(ここで「隠れ場」が「御翼の陰」となっています。)
  • 32:7
    「あなたは私の隠れ場。あなたは苦しみから私を守り、救いの歓声で、私を取り囲まれます。」
  • 27:5
    「それは、主が、悩みの日に私を隠れ場に隠し、その幕屋のひそかな所に私をかくまい、岩の上に私を引き上げてくださるからだ。」
    (冒頭の「それは」とは、作者がただ一つのこととして願っていること、つまり主の家に住むことを意味しています。主の家に住むことと、隠れ場に隠され、かくまわれることが同義となっています。)
  • 神の「隠れ場」に身を避け、そこに住み(とどまり)、神のみことばを待ち望むことは、力を得ます。モーセもダビデも、エリヤも使徒パウロも、そしてイエス・キリストもみな「隠れ場」を知っていました。この「隠れ場」から自分の力に頼って外に出る時、大きな過ちを犯し、必ず、失敗します。多くの人はこの「隠れ場」の存在を知りません。しかし、それはいつも開かれているのです。
  • 「隠れ場」は英語で The covering place, The hiding place, The secret place と訳されています。神の御翼で覆われた場所、人の目には隠された場所、秘密の場所という意味です。しかし、そこは人の目には見えませんが、神の臨在の場所であり、神との親しい交わりの場所なのです。敵の攻撃から守られる場所だけでなく、主によって、知恵と勇気を新たにされる場所でもあります。
  • このサメクの段落には、そうした神との親しい親密なかかわりを示す語彙(動詞)があります。

    A. 礼拝用語
    ①「愛する」(v.113,119、アーハヴאָהַב)
    ②「待ち望む」(v.114、ヤーハルיָחַל)
    ③「守る」(v.115、ナーツァルנָצַר)
    ④「目を留める」(v.117、シャーアーשָׁעָה )
    ⑤「恐れる」(畏れ敬う)(v.120、ヤーレーיָרֵא)


    B. 恩寵用語
    ①「支える」(V.116,119,サーマフסָמַךְ)
    ②「生かす」(v.116,ハーヤーהָיָה)
    ③「支える」(v.117,サーアドסָעַד)
    ④「救う」(v.117,ヤーシャーיָשַׁע)

  • 神の偉大な器たちはみな「隠れ場」を知っていました。それゆえ、「あなたは私の隠れ場」(סִתְרִי אָתָּה)「シテリー・アッター」という信仰告白を、私たちも自分のものとして告白できることが霊性の回復にとって大きな課題なのです。


「目を留める」(v.117、シャーアーשָׁעָה )が聖書で最初に使われているのは創世記4章4節です。「アベルは彼の羊の初子の中から、それも最良のものを、それも自分自身で持ってきた。主は、アベルとそのささげものとに目を留められた。」と恩寵用語として使われています。これは関心と好意を持ってご覧になるという意味です。反対に、兄カインに対しては「目を留められなかった」とあります。シャーアーが礼拝用語として用いられる時には、神に対する関心と好意をもって見るということになるかと思います。そんな親しさが込められた用語です。

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