第三回「セレブレイト・スッコート」
第三回「セレブレイト・スッコート」
「プログラム」(拡大)
(1)「セレブレイト・スッコート」ってどんなお祭り?
(2)「イェシュアの公生涯は三年半」
(3)「キリストの再臨と仮庵の祭り」
●スッコートの第二日目に「ヘブル・ミドゥラーシュ例会」が組み込まれています。今回のテーマは「生ける水の川」(「ナハレー・マイム・ハッイーム」נַהֲרֵי מַיִם חַיִּים)です。その切り口は発題者次第です。
(1) 松原小百合姉「生ける水」の希求(詩篇42篇の瞑想から)
(2) 神田 満師「生ける水」
(3) 銘形秀則師「生ける水の川」(聖書における「水」の概念について)●今回のヘブル・ミドゥラーシュで取り上げた「生ける水の川」の約束は、イェシュアが「仮庵の祭りの終わりの大いなる日(第八日目の聖なる集会=「アツェレット」עֲצֶרֶת)」で語られたものです。このことは翌年からの仮庵の祭りの最終日に必ず取り上げるテーマとなります。なぜなら、「だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい(飲み続けなさい)。わたしを信じる者は・・その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになる」というイェシュアの約束が、キリストの地上再臨によるメシア王国において最終的に実現・成就するからです。「終わりの日」に、キリスト教会はメシア再臨待望をますます強めていく必要があると考えます(黙示録22:17)。
●昨年と同様、毎日の朝、賛美の後に「聖餐」をします。聖餐の秘儀はイェシュアご自身を味わうことです。今回は、ヨハネの福音書6章53~58節、および63節から特徴的な語彙を取り上げ、その一つひとつを御国の視点から味わいます。以下に選択した七つの言葉を瞑想します。
●「主の食卓」は、御国(神の家)におけるきわめて重要なテーマであり、追求すべき価値のあるものです。
「聖餐のための瞑想」
メイン・テキスト
【新改訳改訂第3版】ヨハネの福音書6章53~58節
53 イエスは彼らに言われた。
「まことに、まことに、あなたがたに告げます。人の子の肉を食べ、またその血を飲まなければ、あなたがたのうちに、いのちはありません。
54 わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、永遠のいのちを持っています。わたしは終わりの日にその人をよみがえらせます。
55 わたしの肉はまことの食物、わたしの血はまことの飲み物だからです。
56 わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、わたしのうちにとどまり、わたしも彼のうちにとどまります。
57 生ける父がわたしを遣わし、わたしが父によって生きているように、わたしを食べる者も、わたしによって生きるのです。
58 これは天から下って来たパンです。あなたがたの父祖たちが食べて死んだようなものではありません。このパンを食べる者は永遠に生きます。」63 いのちを与えるのは御霊です。肉は何の益ももたらしません。わたしがあなたがたに話したことばは、霊であり、またいのちです。
No. 箇所 主題 ヘブル語 瞑想日 1 53節 人の子 「ベン・ハーアーダーム」(בֶּן־הָאָדָם) 10.2 2 54節 食べる 「アーハル」(אָכַל) 10.3 3 54節 永遠のいのち 「ハッイェー・オーラーム」(חַיֵּי עוֹלָם) 10.4 4 55節 まことの 「エメット」(אֱמֶת) 10.5 5 56節 とどまる 「シャ―ハン」(שָׁכַן)、「リーン」(לִין) 10.6 6 57,58節 生きる 「ハーヤー」(חָיָה) 10.7 7 63節 御霊 「ハ・ルーアッハ」(הַרוּחַ) 10:8
2017.9.22
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